マトリカ(mah -trih-kah)という言葉は、サンスクリット語に多く見られるように多彩な意味を持っています。たとえば、言葉としての文字や綴りや音だけでなく、あらゆる言語表現の形となって現れる女神シャクティ自身を指し、また様々なレベルの概念を作り上げることをも意味します。それだけでなく、マトリカス (Matrikas)と呼ばれるヒンドゥーの女神達で編成された楽団も指します。楽団の構成人数は、崇拝されている地域によって異なり、呼び名も異なりますが、7人または8人で構成され、それぞれセプタマトリカス(Saptamatrikas)、アシュタマトリカス(Ashtamatrikas)と呼ばれています。
タントラにおいては、マトリカを上記の一番目の意味で用います。つまり、あらゆるレベルの言語表現は、言葉という具体的な形をとったシャクティ(マトリカ=シャクティ)の現れであるという意味*です。考える、書く、話す、朗読する、チャントをする、歌う、といった異なるレベルでのあらゆる言語表現活動が、マトリカ=シャクティの化身であるという考え方です。
*マトリカとは、分かりやすく言うと、日本文化にある言霊のようなものです(注釈:翻訳者中村)。
異なる表現のマトリカについて、それぞれの持つ重要性を初めて説いてくれた人が、師であるジョンでした。個々の表現形式を探索していくと、思いがけないユニークな事実を発見します。言葉の持つあらゆる側面をもちいて表現していくことが、私たちの理解をいっそう明るく照らしだしてくれるのです。
このページでは、私が表現するいろいろな形式のマトリカを紹介しています。瞑想中に生まれたものや、人と話している最中に生まれたものもあります。私のマトリカが、あなた自身の考えや、様々なコミュニケーションを通じて得たアイデアに、さらにインスピレーションを加えていくことがあればと思います。
どうぞ、お楽しみください。
・マークのブログ
・“Lingua Weekly”に掲載されたジーナ・カリーニョさんによる
取材インタビュー記事
・マユラーサナに関する考察
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